ルーマニアの国家通信管理規制局(ANCOM)が先ごろ発表した2012年上期(1~6月)の国内電気通信市場の規模は74億8,000万レウとなり、前年同期から3.2%拡大した。固定電話と専用線サービスを除く全ての部門で売上高が前年同期を上回った。
\部門別に見ると、固定電話が前年同期比11%減の7億4,500万レウ、専用線サービスが11%減の1億3,300万レウ、インターネット接続が16.2%増の11億レウ、携帯電話が0.1%増の27億レウ、映像伝送サービスが2.6%増の7億9,600万レウなどだった。
\固定電話の回線数は468万本と前年同期から0.3%増加した。内訳は個人が384万件と全体の82%を占め、法人は84万件だった。住民100人あたりの固定電話普及率は24.6%、100世帯あたりの普及率は54.2%だった。総通話時間の平均は1時間41分で前年同期から10分短縮し、1通話当たりの時間は3分16秒と2秒短くなった。
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