ロシア石油2位のルクオイルが7日発表した2012年通期決算の純利益は前期比6.2%増の110億米ドルとなり、過去最高を更新した。原油・天然ガスの産出量は横ばいだったものの、コスト削減策が奏功。本業のもうけを示す営業利益(EBITDAベース)も1.7%増の189億ドルに拡大した。売上高は1,390億ドルで、4.1%増加した。
\原油と天然ガスの合計産出量は1日当たり217万BOE(石油バレル換算)だった。石油産出量は◇カザフスタンの権益を一部売却◇ティマン・ペチョラ油田で枯渇化が進んでいる――を受けて1.3%減の185万トン/日に縮小したものの、天然ガスはシベリアとウズベキスタンにあるガス田の生産量が伸びたことで10%増の32万バレル/日に拡大。石油の減少分を相殺した。
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