ポーランドの国営鉄道貨物会社PKPカーゴがコンテナ輸送用80フィート貨車の競争入札を公示した。同社は大量貨物の輸送量を大幅に減らしコンテナ輸送に一段と注力する方針で、その輸送能力を引き上げるのが目的だ。
\発注するのはEGGRS型連結コンテナワゴン330両で、入札期限は4月25日。最低価格落札方式で発注先を決め、落札業者は正式契約から15カ月以内に納品しなければならない。
\鉄道とトラックを使った複合一貫輸送サービスはポーランドでも急成長しており、2012年のコンテナ輸送量は前年比31.1%増の105万TEU(20フィートコンテナ換算)に上った。国内業界最大手のPKPカーゴのコンテナ輸送量は67万9,000TEUで、市場成長率を下回る21.9%増だった。その結果、同社の市場シェアは前年の70.6%から64.7%に低下した。
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