ハンガリー国立銀行(MNB)は3月26日、主要政策金利である14日物預金金利を0.25ポイント引き下げ、過去最低の5%に設定した。景気後退の深刻化に加え、インフレ圧力が弱まっているため。利下げは昨年8月以来、8カ月連続となる。
\第4四半期の国内総生産(GDP)は2.7%縮小し、前期の下げ幅(1.7%)を1ポイントも上回った。
\一方で2月のインフレ率は2.8%と1月の3.7%、12月の5%に比べ大きく低下している。
\シモル前総裁に代わって就任したマトルチ新総裁はオルバン首相の右腕として知られ、政府の意向に沿って、さらなる利下げと大幅な量的緩和を実施するとみられている。
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