太陽光発電プロジェクトを手がける墺アクティブ・ソーラー(Activ Solar)は5日、ウクライナ南西部オデッサ州のプリオゼルナヤで建設していた大規模な太陽光発電施設(出力54.8メガワットピーク=MWp)が完成したと発表した。同時に、同州のリマンスカヤの太陽光発電施設(43.4MWp)が稼働を開始したことも明らかにした。同社は今年初め、ヴォスネセンスクでもメガソーラー(29.3MWp)を完成させており、2013年第1四半期にウクライナで手がけたプロジェクトの発電能力は計127.5MWpに達した。
\プリオゼルナヤの施設には多結晶太陽電池モジュール22万7,744枚と、ACインバーター50個が投入された。リマンスカヤの施設はモジュールが18万1,192枚、インバーターが41個。両施設の年間予測発電量は計13万3,940MWhで、二酸化炭素(CO2)の削減効果は同10万トンに上る。
\ウクライナは08年に固定価格買い取り制度を導入するなど、再生エネルギーの促進を図っている。太陽光発電では15年までに発電容量を1,000MWに引き上げる目標だ。
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