太陽光発電所の建設を手がけるイタリアのテルニエネルジアは24日、ルーマニアの6カ所で太陽光発電所を開発・建設することで再可エネ事業者ビッシ・ホールディング・グループと基本合意したと発表した。合計出力は5.5メガワットピーク(MWp)。
\合意内容によると、テルニエネルジアは西部ブジャシュの3カ所で、エンジニアリング・資機材調達・建設工事(EPC)契約の形でソーラーパークを建設する。投資総額は330万ユーロ、合計出力は3MWpで、7月中の完成を見込む。また、同じ西部のルゴジでは、ビッシグループが建設プロジェクトを主導し、同社から工事を請け負う形で3パーク(合計2.5MWp)を建設する。
\ルーマニア政府は再可エネ事業者に対する助成削減を検討しており、新たな規定は7月にも発効の見通し。現行案によると、来年以降の太陽光発電プロジェクトについて、電力供給1メガワットにつき公布されるグリーン電力証書の数を6通から3通に減らすほか、全プロジェクトについて、2017年まで証書の一部の交付を遅らせる計画。このため、新規定発効前の駆け込みプロジェクトが多くなりそうだ。
\送電事業者トランスエレクトリアによると、国内で助成を受けている太陽光発電容量は3月時点で118MWpに上る。
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