英国の認証システム大手IDスキャン・バイオメトリクスは、リトアニアに研究開発(R&D)センターの開設を計画している。リトアニア投資庁によると、投資額は約70万ユーロ。新R&Dセンターでは最先端のデジタル情報技術とアルゴリズムを採用し、顔写真から本人を認識し証明するバイオメトリック(生体)認証システムの開発に取り組む。ヴィルニウスおよびカウナスの工科大学の研究者との連携を図るとともに、開発担当研究員10人も両大学で募集する計画だ。
\同社のトムソン社長はリトアニアを研究開発拠点に選んだ理由として、「研究者の専門能力が高く投資環境が魅力的」なことを挙げた。詳細は計画の最終決定後に明らかにするとしている。
\IDスキャンはパスポートやIDカードなどの書類スキャナーシステムを開発、販売する。同社によると英国の商業分野でのID認証システム市場シェアは95%に達し、IDドキュメントライブラリは世界最大規模という。
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