鉄鋼大手セベルスタリが20日発表した2013年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は4,400万米ドルと、前年同期から89.7%減少した。鉄鋼需要の減少と価格下落が収益を圧迫した。
\売上高は前年同期比9.7%減の33億2,200万ドル、利払い・税・償却前利益(EBITDA)は24.8%減の4億2,500万ドルにそれぞれ減少した。EBITDAマージンは12.8%で、前年同期から2.6ポイント低下した。
\モルダショフ最高経営責任者(CEO)は、最終損益で赤字となった2012年第4四半期から今年第1四半期は黒字を確保したことに触れ、鉄鋼業界にとって厳しい経営環境が続いているにもかかわらず業績が改善したと指摘。ただ、依然として不透明な世界の経済状況が鉄鋼市場に影響を与えているとして、第2四半期は第1四半期と同様の内容になるとの見通しを示した。
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