スロバキア統計局が5月29日発表した3-5月期の景況感指数(3カ月後方移動平均)は前期に比べて0.5ポイント高い93.1ポイントに改善した。産業景況感が上昇傾向にあるほか、5月には消費者景況感もやや改善し、全体としてプラスとなった。ただ、前年同期比では7.4ポイント低下し、1997~2012年の平均と比べても12.2ポイント低いなど、全体的に低調なのは否めない。
\5月の鉱工業景況感は前月に比べて0.7ポイント悪化した。今後3カ月に減産が見込まれるためだ。一方、建設業は需要見通しがやや改善し、0.5ポイント上昇した。流通業景況感も今後3カ月の見通しが明るくなり、0.3ポイント増加した。サービス業は7.7ポイント低下した。
\消費者景況感は景気・雇用見通しの改善で4ポイント増のマイナス26ポイントに上昇した。
\