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2013/6/12

チェコ・スロバキア

チェコ平均賃金低下、名目ベースでも

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が5日発表した2013年第1四半期の平均賃金(月額、税込み)は名目ベースで2万4,061コルナ(930.4ユーロ)となり、前年同期を0.4%下回った。名目賃金が減少したのは2001年以来初めて。前期 […]

チェコ統計局(CSU)が5日発表した2013年第1四半期の平均賃金(月額、税込み)は名目ベースで2万4,061コルナ(930.4ユーロ)となり、前年同期を0.4%下回った。名目賃金が減少したのは2001年以来初めて。前期比(季節調整済み)でも0.2%縮小した。

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統計局では、今年初めの税制改定を前に、特別給を前期中に前倒しで払った企業が多かったことが理由と説明している。アナリストらはこれに加え、チェコ経済の不振で失業率が高くなっている事実を指摘する。

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インフレ率を加味した第1四半期の実質賃金は前年同期比で2.2%減少した。賃金中央値は0.4%減の2万51コルナ。男性の2万1,749コルナに対して女性は1万8,075コルナにとどまった。

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チェコでは昨年以来、実質賃金が減少する傾向にある。しかし、名目賃金が低下したのは2001年以来初めてだ。

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