中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/6/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビアが利下げ、インフレ減速で

この記事の要約

セルビア国立銀行(NBS)は6日、主要政策金利である7日物レポ金利を0.25ポイント引き下げ、11%に設定した。利下げは2カ月連続。インフレ圧力が今後弱まるとの見通しに立った判断だ。市場では金利維持が予想されていた。\ […]

セルビア国立銀行(NBS)は6日、主要政策金利である7日物レポ金利を0.25ポイント引き下げ、11%に設定した。利下げは2カ月連続。インフレ圧力が今後弱まるとの見通しに立った判断だ。市場では金利維持が予想されていた。

\

国立銀の予測に対しては、通貨ディナールの為替相場が下落しているほか、ベオグラードの市場調査研究所(IZIT)が今年のインフレ率について「目標上限を上回る」という見方を示しており、その判断の根拠に異論がある。

\

4月のインフレ率は前年同月比で11.4%となり、3月の11%をやや上回った。国立銀は、財政緊縮措置や食品価格の低下でインフレ圧力が弱まり、10月までにインフレ率が目標上限の5.5%を下回ると予測している。

\

国立銀は昨年6月から8カ月連続で利上げを実施。3月と4月に据え置いた後、5月に利下げを行った。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |