ベラルーシ中央銀行は10日、主要政策金利を従来より1.5ポイント低い23.5%に引き下げた。利下げは3月以来、4カ月連続。通算の下げ幅は6.5ポイントに上った。今後も経済指標を検討しながら利下げの機会をうかがっていく方針だ。
\国立銀は利下げの理由として、引き続き物価上昇が減速していること、また、インフレ期待が低下していることを挙げた。国内為替市場におけるルーブルの価格が安定していることにも後押しされた。
\国立銀は年内に金利を13~15%まで引き下げたい考えだ。しかし、3月の時点で、目標達成よりもマクロ経済の安定を優先させる方針を示している。
\ベラルーシは2011年、ルーブルの対米ドル為替レートが64%下落し、インフレ率が108.7%に急上昇。その対策として12回にわたり利上げを実施して政策金利は一時45%まで上昇した。
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