ポーランド電力大手で国営のPGEは6月27日、国営石炭会社のコンパニア・ヴェングロヴァ(KW)と、南西部でPGEが操業するオポーレ火力発電所の拡張工事に関する基本合意書に調印した。新設される発電機向けの石炭をKWから調達するほか、KWがプロジェクトに投資する可能性を定める内容だ。トゥスク首相によると、今回の合意によりオポーレ投資計画の準備が完了し、夏にも着工できる見通しとなった。
\このプロジェクトはオポーレ発電所に出力900メガワットの発電機を2基新設するものだ。投資規模は110億ズロチ(税込み額)と推定される。
\PGEは電力価格低下や景気減速で採算が合わなくなったとして、今年4月に計画凍結を発表した。政府はこれを受けて、実行を支援する方針を打ち出していた。(1PLN=30.04JPY)
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