ポーランドの高圧送電網運営各社は、送配電網の拡充・近代化への投資を強化する。増加する風力発電への対応や、豪雪など厳しい気象条件下でも安定した電力供給を実現するのが目的で、2020年までに総額で60億ユーロが投じられる見通しだ。
\4大配電会社のうち3社は今年、昨年を上回る投資を実施すると表明している。タウロン・ディストリブチヤは前年比13%増の20億ズロチ、エネルガ・オペレーターは同1%増の14億4,000万ズロチ、エネア・オペレーターは同8%増の9,300万ズロチをそれぞれ投資する計画。
\ポーランドの一般家庭向け電気料金は2011年下期から12年下期の間に8.9%上昇し、欧州連合(EU)の同時期の平均上昇率6.6%を上回った。ただ、ポーランドの電気料金はEU加盟国の中では低い水準にあり、12年下期の電気料金は100キロワット当たり15.3ユーロと、EU平均の19.7ユーロを下回った。
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