2013/7/3

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビア、4G免許で最大2.5億ユーロの収入見込む

この記事の要約

セルビア財務省は6月19日、同国初の4G(第4世代通信規格)事業免許の交付によって、1億2,500万~2億5,000万ユーロの収入を見込んでいることを明らかにするとともに、財政再建に向け政府保有資産の売却を加速する考えを […]

セルビア財務省は6月19日、同国初の4G(第4世代通信規格)事業免許の交付によって、1億2,500万~2億5,000万ユーロの収入を見込んでいることを明らかにするとともに、財政再建に向け政府保有資産の売却を加速する考えを示した。

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財務省は、早急に歳出引き締めを実施しなければ、今年末の財政赤字は対国内総生産(GDP)比で5.7%に達する可能性があると警告。歳出削減や政府保有資産の売却を通して財政赤字比率を4.7%に抑制することを目標に掲げた。具体的には保険会社ドゥナフ・オシグラニエの民営化入札を実施するほか、ベオグラード・ニコラテスラ国際空港、航空JATエアウェイズ、製薬ガレニカの持ち株を検討している。

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国際通貨基金(IMF)は5月、セルビア政府に歳出削減を実施しなければ財政赤字比率は8%、公的債務残高比率は65%に上昇するとして対策を求めていた。

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