2013/7/31

CIS諸国

EBRD、木材加工クロノスパンの新工場建設に融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は24日、オーストリアの木材加工大手クロノスパンのベラルーシ、ロシアの新工場建設プロジェクトに対する長期融資契約に調印したと発表した。総融資額は最大1億9,000万ユーロ。新工場は製造工程で出 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は24日、オーストリアの木材加工大手クロノスパンのベラルーシ、ロシアの新工場建設プロジェクトに対する長期融資契約に調印したと発表した。総融資額は最大1億9,000万ユーロ。新工場は製造工程で出る廃材や低品質の木材を利用して生産し、森林資源の持続可能な活用に貢献する。EBRDが同社のプロジェクトを支援するのはベラルーシでは3度目、ロシアでは2度目となる。

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ベラルーシの新工場では強度が非常に高いビル用建材である配向性ストランドボード(OSB)を生産する。年間生産量は50万立法メートル。投資額は2億ユーロで、EBRDが最高1億ユーロを融資する。輸出の利便性を考慮してロシア国境に近いモギリョフの経済特区に建設される。

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ロシアの新工場は家具用パーティクルボードの生産拠点で、年間50万立法メートルを生産する。投資額は1億9,500万ユーロで、ロシアのバシコルトスタン共和国の林業セクターで初の外国直接投資(FDI)となる。EBRDの融資額は9,000万ユーロで、このうち半額は墺ライフアイゼンバンク・インターナショナルとの協調融資。

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ロシア
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