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2013/8/28

チェコ・スロバキア

プラハ市、プラハガスを公営化

この記事の要約

プラハ市議会はこのほど、独エネルギー大手エーオンが保有するプラハガス会社(PP)の株式75%を年内に買収するという市の計画を承認した。買収価格は54億コルナ。中東欧情報紙『Mittel & Osteuropa […]

プラハ市議会はこのほど、独エネルギー大手エーオンが保有するプラハガス会社(PP)の株式75%を年内に買収するという市の計画を承認した。買収価格は54億コルナ。中東欧情報紙『Mittel & Osteuropa Aktuell』によると、ヴァルヴァ副市長は6年で投資回収できるとの観測を示したが、買収資金の調達方法については明らかにしていない。

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エーオンはチェコでのガス事業強化戦略の一環でプラハガスに資本参加した。筆頭株主であるPPホールディング(PPH)への出資シェア49.35%を合わせると、同社への出資比率は4分3を占める。ただ、持ち株会社の事業体であるため、PPの経営主導権はPPHの過半数株式を保有するプラハ市が持つ。エーオンは市の株式保有分の部分買収を試みたが失敗し、出資売却を決めた。

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プラハガスの2012年業績は売上高が93億3,600万コルナ、純利益が6億9,720万コルナだった。エーオン保有株の買収後の株主構成は、プラハ市が98%、少数株主が2%となる。(1CZK=5.05JPY)

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