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2013/9/11

ロシア

中国CNPC、ヤマルLNGの権益20%取得

この記事の要約

中国石油天然気集団(CNPC)がロシア2位の天然ガス会社ノヴァテクから、北極圏ヤマル半島の液化天然ガス事業(ヤマルLNG)の権益20%を譲り受ける。ノヴァテクが5日明らかにしたもので、譲渡手続きは当局の承認を経て12月初 […]

中国石油天然気集団(CNPC)がロシア2位の天然ガス会社ノヴァテクから、北極圏ヤマル半島の液化天然ガス事業(ヤマルLNG)の権益20%を譲り受ける。ノヴァテクが5日明らかにしたもので、譲渡手続きは当局の承認を経て12月初旬に完了する見通し。取引額など詳細は明らかにしていない。

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ヤマルLNGはヤマル半島の南タンベイ・ガス田にLNGプラントを建設するプロジェクト。同ガス田の確認・推定埋蔵量(2012年12月末時点)は9,070億立方メートルに上る。建設するプラントは年産能力550万トンの設備3基(合計1,650万トン)で、1基目は16年、2基目は17年、3基面は18年にそれぞれ稼働を開始する。

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ヤマルLNGには仏トタルも20%出資しており、CNPC出資後のノヴァテクの出資比率は60%へと低下する。

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CNPCは同日、露ガス最大手ガスプロムからも天然ガスの供給を受けることで合意した。ガスプロムはロシアの極東地域から中国東北部に至る「東ルート」と呼ばれるパイプラインで輸出する。両社が3月に取り交わした覚書によると、供給量は年380億立方メートル。

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