ワルシャワ証券取引所(WSE)は23日、新たな株価指数である「WIG 30」を導入した。金融業界に偏っていた「WIG 20」を修正し、「ポーランドの経済成長と資本市場の動きをより正確に反映させる」(マチエイェフスキーWSE社長)目的だ。「WIG 20」は来年末まで公表を続ける。
\「WIG 30」は、WIG20の構成銘柄に新たに10社が加わるもので、業界ごとの採用企業数は最大7社。また、1社のウエイトはその企業の時価の最大10%に制限する。
\「WIG 30」に新たに加わったのは、アリオル銀行(Alior Bank)、INGバンク・スラスキ(金融)、テレビ放送局のTVN、ツィフローヴィ・ポルサト(メディア)、機械メーカーのボリシェフ(金属業界)、エネア(電力)、アゾティ(化学)、ネティア(電気通信)、CCC、LPP(ともに流通)。
\WSEは同時に、株式指数先物取引についても新たな規定を導入した。「WIG 20」指数先物のティックバリューはこれまでの10ズロチから20ズロチに引き上げられる。
\WSEでは指数先物の対象を段階的に「WIG 20」から「WIG 30」へ移行する方針で、2015年9月に手続きが完了する予定だ。
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