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2013/9/25

ポーランド

国外企業が外国勤務経験者に注目

この記事の要約

ポーランドに拠点を構える国外企業が、外国勤務の経験がある労働力を求める傾向にある。外国語能力だけでなく、より効率的な働き方が期待できるからだ。人材紹介会社は外国で生活するポーランド人の中から、専門職や管理職を中心に転職希 […]

ポーランドに拠点を構える国外企業が、外国勤務の経験がある労働力を求める傾向にある。外国語能力だけでなく、より効率的な働き方が期待できるからだ。人材紹介会社は外国で生活するポーランド人の中から、専門職や管理職を中心に転職希望者を探している。

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公式統計によると、1年以上、外国で暮らしているポーランド人はおよそ150万人。2000~12年にポーランドの住居登録を抹消した人は30万人に上る。

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一方で国内ではアウトソーシング業界だけで11万人の雇用が生まれるなど、英語はもちろん、他の外国語能力が求められる職も増えている。米コンテンツ配信大手のアカマイも、すでに2011年のクラクフ支店開設時に「国外ポーランド人」の採用を進める考えを示していた。

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経済心理学が専門のサントルスキ氏によると、外国での勤務経験がある人は働き方に無駄がない。また、同僚にも良い刺激になるという。

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ただし、企業がこれらの人材に払う賃金は、一般の人に比べてあまり高くない。ある人材紹介会社の調べによると、若年の経理職で税込み月給は3,500ズロチ、管理職では平均1万ズロチという。(1PLN=31.62JPY)

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