ハンガリー国立銀行(MNB)は9月24日、政策金利を0.2ポイント引き下げ過去最低の3.6%に設定した。利下げは14カ月連続で、国内景気の停滞が続いている状況を改めて浮き彫りにした。
\年間インフレ率は7月の1.8%から8月には1.3%まで低下した。第2四半期の経済成長率(季節調整値)も前年同期比0.1%増にとどまっている。
\米連邦準備理事会(FRB)が9月中旬に金融緩和縮小を見送ったことも利下げに有利に働いた。
\ハンガリー経済の専門家は今後も利下げが続き、3%まで低下するとみている。政府が来春の議会選挙を控え、景気回復策を重視しているためだ。MNBのマトルチ総裁はオルバン首相の右腕として知られる。
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