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2013/10/2

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニア、法人税率を17%に据え置き

この記事の要約

スロベニア議会は9月24日、法人税率を毎年1%ずつ引き下げ、2015年に15%とする法令を凍結する法案を可決した。これにより、税率は14年も17%に据え置かれる。\ 当該の規定は中道右派の前政権下で外国からの投資活性化を […]

スロベニア議会は9月24日、法人税率を毎年1%ずつ引き下げ、2015年に15%とする法令を凍結する法案を可決した。これにより、税率は14年も17%に据え置かれる。

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当該の規定は中道右派の前政権下で外国からの投資活性化を目的に導入され、法人税率が昨年20%から18%に、今年は17%に引き下げられた。スロベニアではこれまでも、同税率を06年の25%から10年の20%まで毎年段階的に引き下げた経緯がある。

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3月に発足した中道左派政権は、財政赤字改善の負担になるため法人税率引き下げは行わない方針だ。2013年版『スタビリティ・プログラム』の中で、同国の研究開発や固定資産への投資に対する税優遇措置が充実しており、現行の税率で十分競争力を保持できると説明している。

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