日清食品は10日、トルコの合弁会社である日清ユルドゥズが今月からトルコ初の即席めんの製造販売を開始したと発表した。2015年までに海外売上高を約1,000億円へ引き上げる中期計画に基づくもの。市場拡大が見込まれるトルコで製品を投入し、事業を拡大する狙いだ。
\トルコの嗜好に合わせたやわらかめの麺を採用し、トマト、チーズなど3種類の味を用意した。なべを使って3分間でできるスピードが売り物だ。小売価格も1トルコリラ(約50円)に抑えた。
\日清によると、即席めんの世界需要は新興国を中心に伸張している。トルコは約7,500万人の人口を有し、今後も急増する見通し。また、伝統的にめんを食べる習慣があり、パスタ消費量で世界20位に位置している。
\このため、他社に先駆けて即席めんを市場に投入し、需要を取り込んでいきたいところだ。将来の市場規模は10億食を超えると見込んでいる。
\日清ユルドゥズはトルコの消費財大手ユルドゥズグループとの合弁会社。出資比率は50対50だが、日清食品の連結子会社となっている。
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