ドイツのポリマー樹脂建材・自動車部品メーカーであるレハウはこのほど、ハンガリー北西部のジェールに建設した新工場を正式に開所したと発表した。隣接する独アウディ工場にジャストインタイムでバンパーを供給する。投資額は5,000万ユーロ強に上った。
\新工場は面積2万4,000平方メートル。射出成型機、塗装設備、組立ラインのほか、オフィス棟、物流施設を備える。従業員数は現在の130人から最大200人まで引き上げる。
\レハウは2005年からジェールの物流センターでアウディ部品を生産してきた。新型「TT」と「Q2」のバンパーシステムを新たに受注したのを機に、生産能力拡大を決定した。従来、独フィエタハ工場で製造してきた「A3」向け部品もジェール工場が担当する。
\ジェール工場はレハウの生産拠点として世界で41カ所目、自動車部品事業に限ると15カ所目となる。建設に当たって、欧州連合(EU)とハンガリー政府から9億8,500万フォリント(330万ユーロ)の助成を受けた。(東欧経済ニュース7月17日号「独レハウ、ハンガリー工場の稼働開始」を参照)
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