中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/10/23

チェコ・スロバキア

プラスチック・オムニウム、スロバキアに開発センター開設

この記事の要約

仏自動車部品大手のプラスチック・オムニウムはこのほど、スロバキア西部のロゾルノに外装部品と構造部品の開発センターを開設したと発表した。自動車産業向けのプロジェクトが中心となり、同社の主要顧客であるドイツの自動車メーカーに […]

仏自動車部品大手のプラスチック・オムニウムはこのほど、スロバキア西部のロゾルノに外装部品と構造部品の開発センターを開設したと発表した。自動車産業向けのプロジェクトが中心となり、同社の主要顧客であるドイツの自動車メーカーに主にサービスを提供していく。顧客の近くに拠点を設け、サービスを強化するとともに、開発コストを抑えるのが狙いという。

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開発センターは、コンピューターによる設計(CAD)やスタイリング、製品工学、品質管理、販売、調達を業務とする。オフィスが1,300平方メートル、実験スペースが300平方メートルの構成で、投資は約200万ユーロ。8カ国出身のエンジニア約110人が同センターに勤務し、最大160人まで増員できるとしている。

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同開発センターは、フランスのリヨン近郊にある同社のΣ―シグマテック研究開発(R&D)センターと密接に連携していく。また、ブラチスラバ大学やコシツェ大学、チェコのズリーン工科大学とも技術協力することで合意している。

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