車体部品メーカーのユニプレス(本社:横浜)は16日、ロシアのサンクトペテルブルクに車体用プレス部品製造・販売を手がける子会社を来年1月に設立すると発表した。主要取引先である日産自動車の現地工場向けに部品を供給する。
\新会社「ユニプレス(予定)」は資本金が10億ルーブル、従業員数は230人程度を予定している。投資総額は60億円。工場の敷地面積は10万平方メートルで、建屋面積は1万8000平方メートル。2015年6月に稼働を開始し、2016年に60億円の売上高を見込む。
\ロシア自動車市場は拡大を続けており、昨年の販売は過去最高の293万台超となった。日本をはじめ各国の自動車メーカーはロシアを欧州における重要な市場と位置付け、新規進出や生産拡大を行っている。ユニプレスも成長市場であるロシアで業務拡大を目指し、現地子会社を通して日産自動車をはじめとする自動車関連企業への販売を視野に受注活動を推進する方針だ。
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