オーストリアとスイスに本社を置く農業機器販売・果樹園経営会社、ATIがコソボの果樹農業に投資する。墺NPOのコソボ経済イニシャチブ(ECIKS)の発表によると、同プロジェクトはオーストリア開発協力(ADC)プログラムの助成を受けたもので、ECIKSと農業支援団体AgroAhishtaがコンサルティングなどを通して支援する。
\ATIは、コソボにATIフルーツプロダクション&セールス社を設立し、10ヘクタール規模の農園経営を通して果樹農家のためのサプライヤーネットワークを構築するほか、研修・情報センターも設立する。また、収穫用運搬車など農作業用機器の販売や賃貸も行う計画だ。合計35人の雇用を創出するとともに、100以上の農家の参加を見込む。
\コソボの農業製品・食品輸入率は約7割と非常に高い。ATIはプロジェクトを通して現地のサプライチェーンの効率化や生産性の向上を図り、輸入依存度の低下や地域の経済発展への貢献を目指す。
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