武田薬品工業は、ポーランドのウィシュコヴィツェ工場を拡張する。欧州の他拠点からの生産移転で製品が多様化するのに対応する狙いで、生産能力をこれまでの1.5倍に増強する。新生産施設の定礎式は先月15日に行ったという。
\新工場は2014年中に完成し、生産移転は15年初めまで完了する予定だ。新生産体制では従業員数も約3割増員する。ポーランドは今後、同社の欧州生産体制の中で重要な役割を担うようになる。
\武田薬品は11年にスイスの製薬メーカー、ナイコメッドを買収し、同社のウィシュコヴィツェ工場を傘下に収めた。現在、医薬品と栄養剤(サプリメント)を国内および外国市場向けに製造する。
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