2013/11/20

総合・マクロ

EUの7-9月期GDPは0.2%増、中東欧では3カ国でマイナス成長

この記事の要約

欧州統計局(ユーロスタット)が14日発表した2013年第3四半期の欧州連合(EU)域内総生産(GDP、速報値)は前期比で0.2%上昇した。ユーロ圏17か国も0.1%増加し、ともに2四半期連続の増加となった。ただ、第2四半 […]

欧州統計局(ユーロスタット)が14日発表した2013年第3四半期の欧州連合(EU)域内総生産(GDP、速報値)は前期比で0.2%上昇した。ユーロ圏17か国も0.1%増加し、ともに2四半期連続の増加となった。ただ、第2四半期の伸び率に比べると、それぞれ0.1ポイント、0.2ポイント低下した。

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前年同期比の域内GDPは0.1%とわずかながら増加に転じた。ユーロ圏は0.4%減だったが、引き続き下げ幅が縮小している。

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中東欧諸国では、前期比でマイナス成長となったのはチェコ、スロベニア、クロアチア(第2四半期、0.2%減)の3カ国だった。チェコは第2四半期に0.6%の増加に転じたが、当期は再び0.5%のマイナスとなった。前年同期比でも1.6%減と下げ幅が前期より0.3ポイント拡大している。

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スロベニア(第2四半期)は前期比0.3%減、前年同期比2.2%減で、景気縮小が減速している。クロアチア(第2四半期)は全k比で0.2%減、前年同期比で0.7%減。

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一方で、高い伸び率を示したのがルーマニアとラトビアだ。ルーマニアは前期比で1.6%増、前年同期比で4.1%増となった。ラトビアも前期比1.2%増、前年同期比で3.9%増を記録している。

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ポーランドは前期比0.6%増、前年同期比1.7%増でじりじりと回復している。ハンガリーも前期比0.8%増、前年同期比1.6%増となり、いずれも前期の伸び率を上回った。ブルガリアも前期比0.6%増、前年同期比0.8%増と、改善傾向が続いている。

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スロバキアは前期比0.2%増、前年同期比0.7%増で、伸び率は前期までとほぼ同じ水準。

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リトアニアは前期比0.1%増、前年同期比2.2%増と、伸び幅の縮小傾向が続いている。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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