スロバキアで2015年から、乗用車の高速料金徴収が電子化される見通しだ。現地日刊紙『プラウダ』の報道によると、同国議会もすでにこの件を承認しているが、新システムの構築には3,500万ユーロの投資が必要になるという。
\同国ではこれまで、17年余りにわたりフロントガラスに貼る前払いステッカー(ビニエット)式が採用されてきた。このステッカーの販売による歳入は年間5,100万ユーロに上るが、そのうちの6%が流通コストに消えている。また、◇ステッカーをコントロールすることで渋滞が発生する◇有効期限1年間のステッカーの切り替え時期の年始には、品薄でステッカーが入手しづらいなどの問題点が指摘されてきた。
\なお、当面は電子化に伴う値上げは計画されていない。電子ビニエットでも従来通り、有効期限が10日間、1カ月、1年のものが購入でき、料金もこれまで通りそれぞれ10ユーロ、14ユーロ、50ユーロとなる。
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