市場調査会社ビスノード(旧CEKIA)が3日発表した2013年のチェコ起業件数は2万2,845社となり、登録企業総数は前年比7%増の39万1,000社に拡大した。これは過去5年で最高の伸び率。景気後退局面が終結して好況に転換し、実業家が新プロジェクトへの投資にも積極的になっているもようだ。
\昨年設立された企業の拠点をみると、プラハが5割弱を占めて最も多い。以下、南モラビア州(2,287社)、モラビア・スレスコ州(1,430社)、中央ボヘミア州(1,175社)と続いた。
\逆に少なかったのはカルロヴィ・ヴァリ州(258社)、ヴィソチナ州(310社)、リベレツ州(313社)だった。
\新設企業の資本金総額は250億コルナを超えた。これは、コルナ安が進んだ11月以前の相場で約10億ユーロに相当する。
\資本金のうち57%を株式会社が占めた。ビスノードのアナリスト、シュテーパーノヴァー氏によると、それでも無記名株の禁止で株式会社に対する関心は大きく後退したという。
\チェコ企業を形態別でみると、有限会社が93.6%、株式会社が6.4%となっている。
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