2014/2/26

チェコ・スロバキア

スロバキア自動車産業、増産に向けて設備投資

この記事の要約

昨年の通期自動車生産台数が過去最高の98万台を記録したスロバキアだが、今年は100万台の壁を突破できない見通しとなっている。自動車メーカーの生産能力が限界を迎えているためで、まずは設備投資が必要だ。メーカー側はすでに複数 […]

昨年の通期自動車生産台数が過去最高の98万台を記録したスロバキアだが、今年は100万台の壁を突破できない見通しとなっている。自動車メーカーの生産能力が限界を迎えているためで、まずは設備投資が必要だ。メーカー側はすでに複数の投資計画を発表している。

独フォルクスワーゲン(VW)は6億ユーロをかけて車体工場を建設中。2017年の稼働を予定している。また、電気自動車の米テスラが欧州工場をスロバキアに設置するのではとの期待もある。

メーカーの好調をよそに、国内の自動車市場は販売が減少している。所得の伸びが鈍ったことで、2013年の乗用車販売台数は前年比5%減の6万6,000台に縮小した。また、新車販売の購入者に個人が占める比率も減り、08年の66%から13年には40%に落ち込んだ。

商用車を含めた登録車両は現在180万台で、業界団体のZAPによれば公式の平均車齢は11.5年となっている。ただ、新しいデータバンクを導入した際の登録情報の移動が不十分だったため、実際は18.5年と推測されるという。ZAPは政府に買換え奨励措置の実施を要請している。

自動車のブランド別販売ランキングでは、昨年もシュコダが1位だった。ただし、販売台数が減少し、シェアも縮小した。以下、フォルクスワーゲン、現代自と続いた。

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