2014/3/19

チェコ・スロバキア

独ドレーゲル、チェコの医療部門工場を閉鎖

この記事の要約

独医療・安全装備大手ドレーゲルは12日、チェコのポリチュカ工場を年内で閉鎖することを明らかにした。チェコの生産体制再編戦略に沿ったもので、同工場での生産を取りやめるととともに販売部門を統合してコスト削減を図り、競争力を強 […]

独医療・安全装備大手ドレーゲルは12日、チェコのポリチュカ工場を年内で閉鎖することを明らかにした。チェコの生産体制再編戦略に沿ったもので、同工場での生産を取りやめるととともに販売部門を統合してコスト削減を図り、競争力を強化する。

ポリチュカ工場は国内中部のパルドゥビチェ州にあり、従業員は78人。工場閉鎖に伴い、同工場に勤務する販売・サービス部門の従業員はプラハの子会社ドレーゲル・メディカルに異動する。製造および管理部門の従業員は解雇する。

一方、ドイツとの国境に近いホムトフ=クラーシュテレッチュ(Chomutov/Klasterec)工場では生産を継続。同工場で従来から製造している消防用ヘルメットのほか、独リューベック工場から化学防御服やマスクの製造を移転する計画だ。

ドレーゲルの2013年連結売上高は前年並みの23億7,420ユーロにとどまったが、現地通貨ベースでは3.1%の増収。純利益はユーロ高の影響で11.6%減の1億2,000万ユーロに落ち込んだ。