2014/4/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

アルストム、トルコで風力タービン受注

この記事の要約

仏重電大手アルストムは1日、トルコ石油化学会社ペトキムから集合型風力発電所(ウィンドファーム)向け風力タービンを受注したと発表した。受注金額は約5,500万ユーロ。 ペトキムがトルコ西部イズミールの近郊アリアガに建設する […]

仏重電大手アルストムは1日、トルコ石油化学会社ペトキムから集合型風力発電所(ウィンドファーム)向け風力タービンを受注したと発表した。受注金額は約5,500万ユーロ。

ペトキムがトルコ西部イズミールの近郊アリアガに建設するウィンドファームに、3メガワット(MW)タービン17基を二期に分けて供給する。2015年に9基27MW分を、16年に残り8基24MW分を納入する予定だ。契約にはタービンの供給と設置のほか、15年間の運転・保守業務も含まれている。

ウィンドファームは完成時の発電能力が200ギガワット時を見込んでいる。ペトキムのコルクト本部長は、「我が社は将来に備えエネルギー減の多様化を図っており、持続可能性を確保するため環境に配慮した投資を行っている。ウィンドファームの第一期工事が完了すると、当社のエネルギー生産能力は10%拡大する」と説明した。

ペトキムは、1965年に設立されたエチレン系各種石油化学品製造設備を保有するトルコ唯一の石油化学メーカー。アルストムはアリアガにあるペトキムのコージェネ発電所に蒸気タービンを納入した実績がある。