2014/6/11

ポーランド

ポーランド議会、LNG基地特別法改正案を可決

この記事の要約

ポーランド議会はこのほど、シフィノウイシチェ液化天然ガス(LNG)受入基地に関する特別法の改正案を可決した。これにより、総延長が3,400キロメートルにおよぶガスパイプラインの建設が可能になる。 ポーランドとリトアニア、 […]

ポーランド議会はこのほど、シフィノウイシチェ液化天然ガス(LNG)受入基地に関する特別法の改正案を可決した。これにより、総延長が3,400キロメートルにおよぶガスパイプラインの建設が可能になる。

ポーランドとリトアニア、スロバキアの両国をそれぞれ接続するパイプラインのほか、国内に10本のパイプラインを建設する。さらに、2億5,000万立方メートルの容量を持つガス貯蔵施設の建設も計画されている。財務省ではこれらの建設プロジェクトの費用は2020年までに180億ズロチ(450万ユーロ)にのぼると試算している。

シフィノウイシチェLNG基地は、国営ガス輸送会社ガスシステムの子会社ポルスキーLNGが建設している。初期受入能力は50億立方メートル/年で、将来的には75億立方メートルに拡大する可能性もあり、その場合はポーランドのガス総消費量の半分を賄えることになる。同基地は年内に試験稼働を開始する予定だ。