2014/6/11

ハンガリー

製薬リヒターが南米事業強化、仏HRAと権利取引で合意

この記事の要約

ハンガリー製薬大手のゲデオン・リヒターは5月29日、仏同業HRAファーマと子宮筋腫治療薬「Esmya」の中南米での販売ライセンス取得に関する契約手続きが完了したと発表した。契約金額などの詳細は明らかにしていない。 リヒタ […]

ハンガリー製薬大手のゲデオン・リヒターは5月29日、仏同業HRAファーマと子宮筋腫治療薬「Esmya」の中南米での販売ライセンス取得に関する契約手続きが完了したと発表した。契約金額などの詳細は明らかにしていない。

リヒターは2010年、スイスのバイオ医薬品企業プレグレムの買収により、「Esmya」の欧州連合(EU)での販売権を取得。11年12月にはHRAが保有していた旧ソ連諸国と中国での同ライセンスも取得した。13年6月には中南米での同ライセンス取得について合意していた。

リヒターは近年、ブラジルとメキシコでの買収などによって、中南米での事業拡大を積極的に進めている。特に婦人病治療薬を成長けん引力と位置付けており、ボグシュ社長は、今回のライセンス取得が市場ポジションの強化につながるとともに、婦人病治療薬の世界大手を目指すうえで重要な意味を持つと述べ、期待を示した。