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2014/6/18

ハンガリー

MOL参画の北海資源開発事業、英当局から認可

この記事の要約

ハンガリー石油・ガス大手MOLは12日、同社が参画する北海中央部のキャッチャー石油ガス田の開発プロジェクトが、英エネルギー気候変動省から認可を受けたと発表した。生産開始は2017年を予定している。 キャッチャー油田は英プ […]

ハンガリー石油・ガス大手MOLは12日、同社が参画する北海中央部のキャッチャー石油ガス田の開発プロジェクトが、英エネルギー気候変動省から認可を受けたと発表した。生産開始は2017年を予定している。

キャッチャー油田は英プレミアオイルがオペレーターを務め、同社が50%、英ケアンエナジーが30%、MOLが20%の権益を保有する。ピーク時の生産量が5,000バレル/日(bpd)で、9,600万石油換算バレルの生産が見込まれている。22カ所の海底坑井(採収井14カ所、注水井8カ所)を掘削し、生産された原油はタンカーで、天然ガスはシェル-エッソガスアンド(SEGAL) ターミナルを通じてそれぞれ出荷される。

MOLは昨年12月、独ウィンタースハル・ノルゲが保有する北海の石油ガス権益14件を3億7,500万ユーロで買収することで合意、今年3月に買収手続きを完了した。キャッチャー、ブルーム、クラドハン、スコルティーおよびクラッチスの各油田のほか、英サロム・ヴォー石油ターミナルのインフラとブレント・パイプラインに対する権益も含まれている。