トルコ統計局が10日発表した2014年1－3月期の国内総生産（GDP）は前年同期比で4.3％拡大した。輸出と公共投資の増加に支えられ、予想を上回る高い成長となった。
業界別では製造業が4.9％増加したほか、金融仲介業が13.9％の大きな伸びを示した。
家計最終消費支出は2.9％増加した。3月の地方選挙を前に政府最終消費支出は8.6％上昇し、総固定資産形成のマイナス（0.5％減）を補った。輸出は欧州連合（EU）の景気回復とリラ安が追い風となり、11.4％の急拡大をみせた。輸入は0.8％増にとどまった。
トルコ政府は1－3月期の好調を受け、今年も13年に続き4％の経済成長は達成可能との見方を示している。アナリストの中でも、上方修正する動きが出てきた。
