2014/6/25

ポーランド

ポーランド平均賃金、5月は4.8%上昇

この記事の要約

ポーランド中央統計局が17日発表した2014年5月の平均賃金(従業員10人以上の民間企業を集計)は3,878ズロチ(約12万9,200円)で、前年同月に比べ4.8%上昇した。賃金水準上昇率は今年1月(3.4%)から上げ基 […]

ポーランド中央統計局が17日発表した2014年5月の平均賃金(従業員10人以上の民間企業を集計)は3,878ズロチ(約12万9,200円)で、前年同月に比べ4.8%上昇した。賃金水準上昇率は今年1月(3.4%)から上げ基調が続いており、同国で景気回復が進んでいることが読み取れる。

1-5月期の平均賃金上昇率は前年同期比4.3%。6月以降も引き続き13年通期の上昇率(2.9%)を上回ると予想される。一方、1-5月の消費者物価上昇率は前年同期比0.5%と過去最低水準で推移している。実質可処分所得が大きく増加しているため、現地銀行大手バンク・ザホドニのアナリストは、下半期は個人消費の回復が期待でき、長期的にはインフレ率の適正化につながると予測する。

民間部門の5月の平均就労者数は551万4,700人で、前年同月を0.7%上回った。