2014/7/2

CIS諸国

国際金融公社、ウクライナ養鶏大手を支援

この記事の要約

国際金融公社(IFC)は6月24日、ウクライナの養鶏大手ミロニフスキー・フリボプロダクト(MHP)の事業拡大を支援するため、最大で2億5,000万米ドルを融資すると発表した。これはIFCがウクライナのアグリビジネス部門で […]

国際金融公社(IFC)は6月24日、ウクライナの養鶏大手ミロニフスキー・フリボプロダクト(MHP)の事業拡大を支援するため、最大で2億5,000万米ドルを融資すると発表した。これはIFCがウクライナのアグリビジネス部門で実施する融資としては最大規模となる。

MHPに対する融資は、IFCからの直接融資1億ドル、IFCによる協調融資制度からの融資7,500万ドル、その他の金融機関からの融資7,500万ドルで構成される。IFCでウクライナ・バラルーシ担当責任者を務めるアリマルダノフ氏は、「ウクライナ企業への支援を強化し、ウクライナが競争優位を確立し経済が成長軌道に戻るよう後押ししたい」と語った。

MHPは国内の養鶏市場で50%のシェアを握り、3万人の従業員を擁する。同社の創業者であるコシュク最高経営責任者(CEO)は、「IFCからの資金は、ウクライナの経済状況が厳しいなかで事業拡大を継続することを可能にする」と述べている。