スロバキアの景況感の改善が続いている。中央統計局が6月30日発表した6月の景況感指数(過去3カ月の移動平均)は100.7で、前月から1.7ポイント上昇。5カ月連続で前月を上回った。
景況感を業種別に見ると、鉱工業が向こう3カ月の生産活動の見通しが悪化したことから、5月の1.3からマイナス3.7と、昨年8月以来の低水準に落ち込み、建設業もマイナス31.0からマイナス39.0に、サービス業も11.0から10.3にそれぞれ悪化した。 一方、サービス業は事業環境や需要見通しの改善により前月から3.3ポイント上昇し23.0となった。
消費者の景気信頼感は前月から0.1ポイント減のマイナス11.6とほぼ横ばいだった。 家計の財政状況や雇用に関する見通しが安定的だった一方で、貯蓄に関する見通しは悪化した。スロバキア経済の動向に関する見通しは改善した。