チェコ財務省が28日、経済見通しを大幅に上方修正した。4月予測の1.7%から2.7%に引き上げた。今年第1四半期の経済成長が予測を大きく上回る2.9%に達したことを受けたもの。来年は2.5%、2016年は2.2%、17年は2.5%の予測だ。
消費者物価(CPI)は、中銀の市場介入や通貨コルナ安にも関わらず、今年0.8%の低い伸びにとどまる。来年は1.7%に上昇する。
今年の財政赤字は国内総生産(GDP)比で1.5%と前年と同じ水準となる。国家債務はGDP比で2ポイント増の44%に拡大する見通しだ。