2014/8/6

CIS諸国

ロシア工業用炭素大手、ベラルーシに新工場

この記事の要約

ロシアのカーボンブラック製造大手オムスク・カーボン・グループは7月29日、ベラルーシのモギリョフで新工場の着工式を行った。新工場の敷地面積は23ヘクタールで、カーボンブラックの生産能力は年12万トン。工期は3年で、201 […]

ロシアのカーボンブラック製造大手オムスク・カーボン・グループは7月29日、ベラルーシのモギリョフで新工場の着工式を行った。新工場の敷地面積は23ヘクタールで、カーボンブラックの生産能力は年12万トン。工期は3年で、2017年までに完成する計画。建設投資は約40億ルーブルを予定している。

新工場で生産したカーボンブラックは欧州やベラルーシのタイヤメーカーに供給する計画。従業員数は約450人を見込んでいる。

オムスク・カーボン・グループは現在、ロシアのオムスク(生産能力:年25万トン)とヴォルゴグラード(同:11万トン)に工場を持つ。同社では新工場の稼働により、世界のカーボンブラック生産における同社のシェアは5.6%に拡大すると予想している。