欧州復興開発銀行とアゼルバイジャンの大手銀行ユニバンクは1日、アゼルバイジャンの石油サービス会社Dalgidjに1,000万米ドルを融資すると発表した。遠隔操作無人探査機(ROV)の購入や倉庫の建設を支援する。
Dalgidjは潜水調査や水中での溶接・溶断などの潜水作業(水深60メートルまで)、ROVを使った作業(水深1,000メートルまで)を手がけており、アゼルバイジャン領カスピ海で開発を行っている大手石油会社にサービスを提供している。
融資はEBRDの「中小企業協調融資ファシリティ」から実施される。これは、移行期国の中小企業の資金需要に対応するために現地金融機関と協力して行うもの。
EBRDはアゼルバイジャンの独立時から同国で活動しており、これまでに146件のプロジェクトに25億米ドルを投じている。