オーストリアの電力大手EVNがこのほど発表した2013/14年度(9月末決算)9カ月決算(13年10月ー14年6月)は、最終損益が4,470万ユーロの赤字に転落した。前年同期は1億7,020万ユーロの黒字だった。
売上高は前年同期比8.7%減の15億1,400万ユーロだった。暖冬の影響で電力需要が減少したことに加え、ブルガリアとマケドニアで電力価格が引き下げられたことが響いた。
EVNは13/14年度通期でも純損益が赤字になるとの見通しを示したうえで、今後はコア市場における既存事業の再編を進め、事業効率を改善し、ニーダーエスターライヒ州への投資を優先する方針を示した。