2014/10/29

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

C中国CGNPC、ルーマニアの原子炉を受注

この記事の要約

中国国営新華社通信が報じたところによると、17日中国の広東核電集団有限公司(CGNPC)がルーマニアに新たに建設される2つの原子炉建設に関する基本合意書(LOI)に調印した。プロジェクト総額は65億ユーロとなる。 CGN […]

中国国営新華社通信が報じたところによると、17日中国の広東核電集団有限公司(CGNPC)がルーマニアに新たに建設される2つの原子炉建設に関する基本合意書(LOI)に調印した。プロジェクト総額は65億ユーロとなる。

CGNPCはルーマニアの国営エネルギー企業ヌクレアル・エレクトリカのチェルナヴォーダ原発の3号機と4号機を建設する。合意によれば、新たに設立される合弁会社に関する条件は今後検討するが、CGNPCは少なくとも株式の過半数を取得するという。

同プロジェクトについては、2009年に2つの原子炉を新規に建設するための事業会社エネルゴ・ヌクレアルが設立され、株式の51%をヌクレアル・エレクトリカ、49%を6つの民間企業が取得した。この民間企業6社のうち4社がプロジェクトから抜けた後にCGNPCは名乗りを上げたが、残りの2社も最終的には撤退したため、単独での入札となっていた。