独商用車大手のMANは10月30日、来年末をめどに路線バス生産事業をポーランドのスタラホヴィツェ工場に集約すると発表した。需要縮小を機に余剰生産力を削減する狙い。関連投資額は4,000万ユーロで、次世代モデルの生産体制も整える。
これまで路線バスを生産してきたポズナニ工場の従業員900人に対しては、スタラホヴィツェ工場での雇用を保証する。引越しができない従業員については、希望があれば親会社のフォルクスワーゲンがポズナニ圏で操業する工場への移動を検討する。ただし、雇用の保証はない。ポズナニとスタラホヴィツェは約400キロメートルの距離がある。