2014/11/26

ロシア

セアト、1月からロシア市場の販売停止

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、スペイン子会社セアトのロシアでの販売を来年1月1日から停止すると発表した。景気減速やルーブル安、ウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロ制裁の影響で自動車販売が大きく落ち込んでいる […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、スペイン子会社セアトのロシアでの販売を来年1月1日から停止すると発表した。景気減速やルーブル安、ウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロ制裁の影響で自動車販売が大きく落ち込んでいることが背景にある。

ロシアの今年10月の新車販売は前年同月比で10%減少。1-10月期は前年同期比で13.2%減と後退が目立つ。セアトも10月の販売台数は78台と低迷し、1-10月の累計販売台数も1,324台にとどまった。同社は昨年の総販売台数35万5,000台のうち、ロシアでは3,375台を販売した。

ロシア自動車市場の低迷に対しては、VWや米ゼネラルモーターズ(GM)が同国での工場操業を期限付きで停止するなど生産調整の動きがある。