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2014/11/26

ロシア

独アルビス、スチロリューションとロシア市場で販売提携

この記事の要約

独アルビス・プラスチック(ハンブルク)は19日、ロシア市場の開拓に向けて、化学大手BASFと英イネオスの合弁会社でスチレン樹脂大手のスチロリューション(フランクフルト)と販売提携を結んだと発表した。現地モスクワにアルビス […]

独アルビス・プラスチック(ハンブルク)は19日、ロシア市場の開拓に向けて、化学大手BASFと英イネオスの合弁会社でスチレン樹脂大手のスチロリューション(フランクフルト)と販売提携を結んだと発表した。現地モスクワにアルビスの完全子会社を設立し、成長市場の同国での地歩を固める。

BASFの射出成型部品「テルランGP22」と「テルランGP35」、押出成型部品「テルランHI10」、スチロリューションの「GPPS」と「HIPS」などを投入し、製品ラインナップを拡充する。アルビスのポリマー部門統括責任者であるスーザン・シュレーダー氏は「スチロリューションの製品投入により、ロシア市場のすき間が埋まる」と述べ、提携への期待を示した。

アルビス・プラスチックは1961年設立で、従業員数は1,030人。13年の売上高は8億1,000万ユーロだった。