2014/12/3

ロシア

ロシア中銀総裁、来年下期の金融緩和を視野に

この記事の要約

ロシア中央銀行(CBR)のナビウリナ総裁は26日、金融政策緩和を検討していることを明らかにした。「インフレとインフレ期待の持続的低下傾向がみられるようになった場合、中銀は金融緩和を開始する用意がある」と発言。来年下半期に […]

ロシア中央銀行(CBR)のナビウリナ総裁は26日、金融政策緩和を検討していることを明らかにした。「インフレとインフレ期待の持続的低下傾向がみられるようになった場合、中銀は金融緩和を開始する用意がある」と発言。来年下半期に緩和を開始できるとの予想を示した。インフレ率が来年第2四半期から鈍化するとみている。

ロシアでは欧米の制裁や原油価格の値下がりに伴う通貨ルーブルの下落を受けて物価が急騰しており、インフレ率は10月に8.4%へと上昇。CBRはこれを受けて先月末、政策金利をそれまでの8%から9.5%へと引き上げた。高金利政策でまずはインフレ率を引き下げる考えで、物価が安定してきたら金利を引き下げる戦略だ。